弊社の在宅サービス

<地域密着型通所介護><小規模多機能型居宅介護>

...で、使用している連絡ノート。

開業以来9年間、手書きでのご本人やご家族の皆さんとのやり取りは変わっていません。

他の事業所さんによっては業務の効率化を図るために

「コピーした物に数字を書き込むだけ」

「ゴム印を利用して一気に終わらせる」

それぞれに工夫を凝らし簡素化されている所もあるでしょう。

これも一つの運営上のアイデアですよね。

しかし、弊社の連絡ノートはあえての「手書き」です。

時間は正直かかります(笑)

これは、代表の意向でもあり、創業時の想いを継続して守り続けている結果でもあります。

私たちの頭に

「伝える相手の気持ちを思い浮かべながら」

「伝えたい相手の顔を思い浮かべながら」

自分で記録することの大切さ、そして、

「手書きだからこそ伝わるものがある」

「手書きだからこそ伝えられるものがある」

私達も、その創業時の想いを大切に

今日もまた、ご利用された皆さん分の連絡ノートを書き込みます。

さて、この度、新規で小規模多機能型居宅介護をご利用された方がおられます。

その初日の連絡ノートのやり取りを本日はご紹介します。

Aさん、女性の方です。

いつも通りのこちらの手書きの文書には初日のご利用の様子とこれからの想いや願いを綴りました。

介護保険サービスを利用するにあたって最初の切り口の通所介護で入浴するまでに2ヶ月かかったAさん。

私たちの所にオーダーが入り2回のお試し利用を経て本日が新規利用開始の日。

初日から何事も無くスムーズに入浴されました。

また特にお帰りになりたい様子もなく一日ごゆっくり過ごされたように思います。

そんなAさんの様子についてご家族も大変に驚かれ、そして喜ばれました。

また自宅に帰ると非常に穏やかな表情で「楽しかった」と話して下さったそうです。

認知症が進みゆく中新たな環境の変化に挑まなければならないこの不安感。

そのご本人とご家族の持っていた重たい不安感がフッと軽くなった、その瞬間。

そう、その不安感が”笑顔”に変わった瞬間でした。

その日の連絡ノートにはご家族の手書きにて次のように記されていました。

「母のこれからの余生を”もくれんさん”と一緒に過ごすことが出来たらと家族も思っています 」

まさしく「手書きだからこそ伝わるものがある」

早速、しっかりスタッフ間で共有させて頂きました。

Aさん、そしてご家族の皆さん、こちらこそ、これからもスタッフ一同

微力ながらお手伝いさせて頂けると喜びます。

あえての「手書き」を楽しみながら

一緒に歩んで参りましょう (*^。^*)

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