本日もどなたがと言う訳でもなく
「手ごしましょうか?」と自然に配膳が始まりました。

机を拭く方、副菜を取り分ける方、ご飯をよそう方、入れられた器を配膳し易く並べ替える方など。

...そして配膳。
お盆を両手で持って配膳される姿は何よりのリハビリ、機能訓練かと思います。

その光景を遠くで眺めていた車いすにお乗りのAさん。

「あの氏は私よりおばあさんだに、私は楽をして・・・」

「私も手伝いたいけど、身体が動かんでゴメンね・・・」

何とも言えない悲しそうな表情でそのように仰られました。

「Aさんがここで皆さんを応援して下さっているおかげで、皆さんも ”Aさんの分も私がやりますよ” ”だからAさん、しっかり食べてよー” と、そう願っておいでですよ」

「Aさんのおかげさまです、ありがとうございます 」

「だからこそ、Aさんのお仕事は、皆さんの願いに応えるためにも、まずはしっかり食べることですよ 」

Aさんの表情が少し和らぎました。

「自立支援」は「自己決定の先にある」必要があります。

「~させられる」のではなく「~したい」で在るように。

そして「自立支援」には様々なカタチが在るということ。

Aさんのようなお気持ちを抱かれる方もいらっしゃると、そのように肝に銘じて、今後も微力ながらお手伝いさせて頂きます。

Aさん、ありがとうございました(●^o^●)

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