昨年に入社された職員さんと本日ゆっくりお話をする機会がありました。

その職員さんから「最初は苦労しましたよ」と話して下さりました。

何に苦労をしたかと言いますと・・・・

「良かれでこちらが何でもしてしまう」( ゚Д゚)
ここからの脱却、意識の変化に苦労をしたとのこと。

そう、「ご自分で出来ることはご自分でして頂く」これは弊所の一つの大きな決まり事。

細かいことでは、

「自分で靴を脱いで自分で下駄箱へ入れる」

「自分の荷物は自分でロッカーへ入れる」

「シートベルトは自分で締める」など。

大きなことでは、

「家庭のごみ出しも出来る限り本人が出しに行く」

「食事も可能であれば自分で調理する」

「買い物も他人に任すのではなく自分で足を運ぶ」など。

しかし、この辺りを気を付けて支援させて頂くとどうしても時間がかかるものです。
きっと、手間もかかるでしょう。

ですが、そこで「待った五分間」が自分で出来る時間を少しでも延ばして行くことでその方のその先の暮らしの中で大きな意味合いを持ち、そこで「待たなかった五分間」が自分で出来る時間を少しずつ短くして行くことで単純に自分で出来ることが減っていって介護者の負担やサービス量が増えるとしたら・・・

我々はどちらを選択するべきでしょうか?

もちろんその大前提には「ご本人の意思決定」が尊重された上でのお話です。

そして、その5分間を出来る限り多く確保するために必要なのが環境整備であり、整理整頓、業務改善となる訳です。

そう「Management-Game」がここで大きく影響してくる訳です。

その職員さんは、まだ「Management-Game」を受講した訳ではありませんが弊所の「ism」としてこれらのエッセンスが現場で脈々と息づいています。

「単なるお世話」に終始するのか、それとも介護の専門職として「自立支援」へ繋がるケアを提供するのか。ここは大きな分かれ道。

その職員さんは自分の経験してきた介護現場の実際と弊所の大切にしていること。
ここの所のすり合わせに苦労したそうです。

その職員さん、楽しく働いて頂けているとのことで何よりです。

そう、どちらが「やりがいのある仕事」かと言いますと皆さんのお考えの通りですもんね。

今後も期待”大”です(●^o^●)

今後も皆で「待つケア」を少しでも多く展開していけるように職員一同頑張って参ります ヽ(^o^)丿

これからも応援よろしくお願いします。