去る2019年11月22日、弊社社員がタイ王国中部ラーチャブリー県ポータラーム郡にて日本における介護医療の現状報告と実際の現地の視察にお邪魔させて頂きました。

ポータラーム病院でこちら側の発表とこの度お世話頂きました特定非営利活動法人 Rehab-Care for ASIA(ReCA)代表 國谷昇平先生からタイの現状についての報告とグループワークを行いました。

7その後、フィールドを地域に移し県内に29か所ある「アナマイ(保健所)」の見学と「オーソーモー」と呼ばれる地域の高齢者の方々を支えるボランティアスタッフの皆さんとの意見交換。

そして実際に在宅で生活されている高齢者の方々のお宅への同行訪問にお邪魔させて頂き、最後に訪れたのはReCAの運営するデイケアの視察と交流に参加させて頂きました。

交流の中で弊社ご利用者さんが作って下さった「しじみのストラップ」を現地のご利用者さんにプレゼントさせて頂きました。

タイの現状としては十分な皆社会保険制度がないまま高齢化社会、超高齢化社会を迎えてしまいます。GDPは我が国が介護保険制度が始まった当時の2000年のGDPの約十分の一と言われています。

そのような中、地域で暮らす皆さんの医療や介護をどのように担保していくのか、そしてその中から破綻寸前のわが国の介護保険制度地域包括ケアシステムで本当に大切なものは何なのか、実はこの二点が非常に酷似しているということを肌で感じさせて頂くなどとても有意義な時間を過ごさせて頂きました。

そして感じた二つのこと。

まず一つは「支えたい」「力になりたい」といった「困っている人がいたら進んで手を差し伸べる」私たち人間が本来もつべき姿というものはどこの国に行ってもとても大きな意味を持っていること。もう一つは「笑顔」は万国共通の願いであり決して押し付けであってはならない、ということ。

大変にお忙しい中にも関わらずお世話頂きました特定非営利活動法人 Rehab-Care for ASIA(ReCA)代表:國谷昇平様 副代表:山本純志郎様、ポータラーム病院のスタッフの皆様、アナマイのスタッフの皆様、オーソーモーの皆様、デイケアのご利用者の皆様、スタッフの皆様、丁寧なご講義、ご案内、誠にありがとうございました。

今後もぜひ一緒になってSTUDYさせて頂けると喜びます。

また何かお力になれる事がございましたら遠慮なく仰って下さいませ。

尚、今回の視察のご報告は何らかの形で出雲にてシェアさせて頂く機会を持ちたいと思っています、またお声がけ致しますのでご参加、ご理解、ご協力のほどどうぞよろしくお願いします。

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