介護のよろず相談所もくれんの事業所理念・実践目標の1つに

「適宜ACP(アドバンス・ケア・プランニング)を実践する」と掲げています。

「最期までその人らしく」生きるための意思決定支援を常日頃心がけています。

その中に「最期をどう迎えたいか」というお気持ちの整理をさせていただくこともありますが、「どう過ごしていきたいか」ということもお話をさせていただきます。

 

 

とあるご利用者さま(要支援・1人暮らし)との会話

CM(ケアマネジャー)「いずれは1人暮らしも難しくなるかもしれない、自分のことが自分でできなくなっていく時もあるかもしれない。今できることは今しかできないですよね」

ご利用者さま「そうねぇ。そういえば最近、喫茶店に行ってないわ。誰も誘ってくれないし…」

CM「誰か声をかけてみては?」

ご利用者さま「なかなかそんな人はいないわ」

 

といったやりとりをした翌月…

ご利用者さま「この前、あんな話をしたものだから、友達に言ってみたの。そうしたら、行きましょうっていうことになって、行ってみたのよ。良かったわぁ。モーニングが美味しかった。良い土産がまた1つできたわ」

CM「言ってみるものですね。1つと言わず、これからもやりたいことをやりたい時に」

ご利用者さま「そうしてみるわ。なかなか出かけることも難しいけど、やってみたいことはたくさんあることを思い出したの。本当に良かった~」

 

 

最期をどう迎えるか…

一見すると、なんで元気な時に最期のことなんか話さないといけないの?

となりそうな内容ですが、先に紹介したご利用者さまのように「今できることを今のうちに」というような前向きな気持ちにもなれます。

 

本当に最期を迎える時期になると、自身の意思を他者に伝えることが難しくなる時が来ます。

その「もしもの時」のために、意思を伝えることができる時に…

大切な人と今後について、話をしてみませんか?

そのお話をする時…

私たちケアマネジャーも一助となれば…と思います。

これからもよろしくお願いいたします(^^)

 

 

虹

※写真は11月中、ふと外を見ると綺麗な2重の虹が見えたので、思わずパシャリと…(^^)